DAF11Z/11V DAF9Z/V DA7Z/7 ALPINEディスプレイオーディオの選び方と機能比較表

第4弾ということでアルパインが販売するBIG DAシリーズのディスプレイオーディオに絞って調べてみましたので、自分のカーライフに合った製品選びの参考にしてください。
フローティングモニターの分野ではパナソニックについで歴史のあるメーカーだけあって、ケンウッドやパイオニアより質感が高く、所有する満足度は高いと感じます。
機能についても飛び道具的なものはあまりありませんが、上位モデルは映像出力にHDMIを搭載していたり、USBが２系統(しかも同梱)であったりと痒いところに手が届く製品となっています。

【目次】
１．製品の選び方
２．製品比較表および特徴

１．製品の選び方
今回紹介する6種は販売ルートが2種類あり、型番の末尾がZのモデルは量販店、Vと無印はアルパイン公式ストア（ネット販売）となります。全モデルでステアリングリモコン対応ですが、画質を始め様々な点でZシリーズが完全に上位互換です。

ZとVと無印の違いは次の通り
①画質…ZシリーズはWXGA　1280×720　Vシリーズ＆無印は800×480
大画面をえらぶのであればZシリーズがおすすめです。11型で800×480はスマホに慣れた世代には厳しいんじゃないでしょうか…（例：Googleスマホ「pixel7a」で6.1型で2400×1080とかです）

②USB…Zシリーズは２本で2.4Aと1.5A給電　 Vシリーズ＆無印は１本で1.5A給電
AI BOX(オットキャストなど)を使うとき給電が足りないと余分にUSBが必要になるのであれば便利です。

③音質…Zシリーズはハイレゾ対応　Vシリーズ＆無印はハイレゾ非対応
音質重視ならZシリーズ一択です

④Apple CarPlay…ZシリーズはワイヤレスCarPlayにも対応　Vシリーズ＆無印は有線接続のCarPlayのみ対応

⑤ラジオ…ZシリーズはワイドFM　Vシリーズは通常のFM

⑥カメラ…Zシリーズは２系統＆高画質カメラ使用可能　Vシリーズ＆無印は１系統で一般的なカメラ。
他にZシリーズはアルパイン製デジタルインナーミラー型ドラレコの入力も備えています。

⑦HDMI…Z＆Vシリーズは入出力とも搭載。無印(DA7)は非搭載でミラーリングに対応していないので注意！


これらを踏まえて、用途別におすすめするモデルは以下の通りになります。

❶動画を大画面で楽しみたい　…　DAF11Z/DAF11V
大手メーカーで唯一の11型ディスプレイオーディオです。画面が大きいので高解像度のDAF11Zを強くお勧めしたいです。

❷画質重視で選択したい
末尾がZのモデルを選びましょう。画面は高解像度でカメラも高画質のものが使えます。特に大画面モデルで通常のバックカメラ（30万画素）を使うと画像の粗さが顕著に表れますので純正バックカメラを流用するなどの事情を除けば高画質のHCE-C2000RD/-W（120万画素）がおすすめです。

❸ミラーリング(HDMI)は不要　…　DA7
これからのことも考えるとHDMIはついていた方がよいと考えますが、なくてもいいなら価格が一番安いDA7。AI BOXを利用するなどで動画視聴などは普通にできます。
AI BOXといえば、オットキャストの高性能モデル「ピカソウ２」を触る機会があったのですが、便利ですがスマホほどサクサク動かず、操作も別に覚える必要があるので、機械に弱い方にはミラーリングの方が合っているのではないかと思います。

２．製品比較表および特徴
メーカー公式の表記に分かりにくい部分（ぼかした表現）があり、私が補完して表にしてるので誤りがあるかもしれません。鵜呑みにしないで自己責任で購入前にご自身で確認をお願いします。また、違っているところを教えて下さると助かります。

結局のところ、予算が許せばZシリーズを選ぶのが間違いないという、身も蓋もない結論です。
パイオニアやケンウッドは上位モデルが下位モデルに部分的に劣ることがあるのですが、アルパインにはそれがないため、こういった結論に至ります。
製品を絞って定期的にアップデートしていくアルパイン、新技術を盛り込み新製品を提案するパイオニアやケンウッド、設計思想の違いでアルパインの製品はシンプルで選びやすくなっていますね。