車に傷がついたときの3つの修理方法

現在、車に傷がついていて凹んでいる方向けの記事です。
傷の程度、車への思い入れ別に修理方法を提案します。
どんな傷でも板金修理じゃお金もかかるし、売却時に損する可能性すらあります。

【目次】
1.傷の程度による3つのおすすめ修理方法
 ①飛び石による3mm程度の塗装剥げ
 ②凹みを伴わない5cm程度の線傷、バンパー下部の10cm程度の傷
 ③それ以上長さの傷、凹みを伴う傷
2.車への思い入れ別の修理方法の選び方
3.よし!DIYで傷を直すぞ!その前に必要な知識
 ①コーションプレートで色を確認
 ②最低限必要な部材と道具
4.買取査定士として私が板金に対して思うこと

1.傷の程度による3つのおすすめ修理方法
DIYについては『補修は最低限に留める』こと。職業柄、沢山のDIY修理を見てきましたが上手に修理できてるのは少数で、修理箇所が逆に目立っていることが大半です。なので必要な部分以外に極力色を塗らないことがポイントになります。

①飛び石による塗装剥げ
DIYでタッチペンでの補修がおすすめです。費用は約700円~。オートバックスやイエローハットなどのカー用品店で購入できます。タッチペンに付属の筆は使わずに爪楊枝などで傷に色を置くイメージで補修すると上手くいきます。

②凹みを伴わない5cm程度の線傷、バンパー下部の10cm程度の傷
板金に出してもいいぐらいですが、パッと見で分からない程度であればDIYでも可能です。
タッチペンの付属の筆は使わず、コシのある細めの面相筆などを使う方が上手くいきます。
傷の上下にマスキングテープを貼っておくと塗ってるときに傷からはみ出しても大丈夫です。
ダイソーで筆とマスキングテープは購入できるので費用は約1000円~

③それ以上長さの傷、凹みを伴う傷
悪いことはいいません、とても難しいのでプロに任せましょう。
もう捨てる車なら、スプレー塗料でプシューもいい経験になるでしょう(笑)
本気で直すなら、費用は1.5万~、少なくとも1日がかりの作業となるでしょう。

2.車への思い入れ別の修理方法の選び方
この項目はDIYかプロに任せるかの選び方です。
思い入れの強い人は、上記の②と③はプロに任せることをおすすめ。
それなりの人は①と②はDIY、思い入れがないなら①~③までDIYでもいいでしょう。
但し、顕著な補修不良は車への愛着がなくなったり、売却時に不利になる可能性があるので気に留めておいて下さい

3.よし!DIYで傷を直すぞ!その前に必要な知識
①コーションプレートで色を確認
コーションプレートとは車体情報を記した四角いステッカーまたはプレートです。
最近の車なら運転席か助手席のドアを開けて柱を見ると黒いステッカーが貼ってあることが多いです。
少し前の車だとエンジンルームの奥の方に銀色や青色のプレートがリベットで固定されていることが多いです。
その情報のcollarに車体色の記載があります。国産車の場合は3桁の英数字が多いです。
ホンダはNH〇〇〇PとかBP○○Pとかちょっと違った表記になります。

②最低限必要な部材と道具
小さい補修であれば、タッチペン塗る道具(爪楊枝や筆)脱脂材マスキングテープ。これぐらいあれば十分です。バンパーなどは傷がささくれ立っていることが多いので水研ぎができるサンドペーパーも必要でしょう。粗目~細目のセットで購入すると作業が捗ります。
大きい補修はパテやサフ(下塗り)を始め色々な部材が必要となり、少しお金を足せばプロにお任せできることもあるので、一度見積をして決められるとよいと思います。

4.買取査定士として私が板金に対して思うこと
板金して綺麗なこと自体はいいことなのですが、部分板金の場合「板金=ぶつけている」と査定士は疑ってかかります。要は査定が辛口にならざるを得ないということです。
なので、飛び石の傷まで板金しちゃう方が偶にいるのですが、査定で損してるかもしれません。

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